会津は四方を山に囲まれ、磐梯山を北に臨み、東北の玄関口として防夷の要として、鎌倉時代には芦名氏、戦国時代には伊達政宗、蒲生氏郷、上杉景勝、蒲生秀行、加藤嘉明と名だたる武将が治めてまいりました。そして徳川幕府も安定した寛永二十年、三代将軍家光の弟保科正之が二十三万石で信州高遠より移封され栄えてまいりました。
肥沃な土地に加え、冬は酷寒の夏には高温多湿と醸造に適した気候風土を備え、昔から酒、醤油、味噌と醸造業が盛んに営まれて参りました。特に弊社が在る会津西部地域は、豊富で品質の良い水に恵まれ、半径1キロ以内に造り酒屋が5軒と、いずれも良い上質の水を求めて創業しており、弊社の製品と水と同じ水で酒造りを営んできました。
林家初代林太佐衛門は、会津松平家藩祖保科正之公に随い、信州より最上を経て寛永年間に会津に参りました。寶永年間四代目林光信は永寶屋を興し、会津藩御用達頭取を務め、会津物産である酒、味噌、醤油、伽羅油、絵蝋燭、茶などを取り扱い幕末へと続きます。
弊社初代林賢蔵は本家永寶屋より醤油部門を引き継ぎ明治五年に独立、大正七年に林合名会社として法人化、その後本家より味噌部門も引継ぎ現在に至っております。
- 事業者名：林合名会社
- 創業：寛永年間
- 代表者名：林寛
- 所在地：〒965-0853 福島県会津若松市材木町1-9-18
- TEL＆FAX：TEL 0242-27-4055 FAX 0242-28-6524
- URL：http://www.igeta.aizu.or.jp/